三輪田米山・人と書/明月・僧懶翁と共に伊予の三筆の一人/国学者大国隆正に師事し国学・漢学・和歌に精通した/浅海蘇山/昭和44年

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三輪田米山・人と書/明月・僧懶翁と共に伊予の三筆の一人/国学者大国隆正に師事し国学・漢学・和歌に精通した/浅海蘇山/昭和44年

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三輪田米山・人と書/明月・僧懶翁と共に伊予の三筆の一人/国学者大国隆正に師事し国学・漢学・和歌に精通した/浅海蘇山/昭和44年/26cm×37cm

昭和58年 26.5㎝×37cm 426ページ 重さ約3.93kg 部数は少なそうです。資料用にもいかがでしょうか。

神官・書家。伊予生。伊予松山の日尾八幡神社神官三輪田清敏の長男、勤王家三輪田高房・元綱は弟。名は常貞・清門、幼名は秀雄。字は子謙、別号は得正軒主人。国学者大国隆正に師事し、国学・漢学・和歌に精通した。書は僧明月・松山藩儒日下陶渓・細井広沢の法を学ぶ。明月・僧懶翁と共に伊予の三筆の一人。
幕末から明治にかけて、四国、伊予の国で、天衣無縫な書を残した、三輪田米山。

米山の日記には、こう記されている。「酒を飲まぬと、筆をとる事難し」二升、三升と浴びるほど酒を飲み、倒れる寸前で書いたとき、生涯の傑作が生まれたという。
米山は、松山の郊外、久米にある日尾八幡神社の謹厳、実直な神主だった。しかし真面目な性格では、良い字は生まれないと、しこたま酒を飲み、書いた。上手に書きたいという気持ちを捨てたとき、良い字が生まれると米山は思った。一合、二合という単位ではなく升の単位で酒を飲み、まさに命がけで書いた。
酔うほどに文字は横広がりになり、篇(へん)と旁(つくり)の間に大きな透き間が生じる。この透き間に人の心と、さわやかな風が吹き、米山の書に引きつけられていく。

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